ビジョントレーニングで脳力UP
勉強も、スポーツも、これを知るだけで未来が変わる!

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ビジョントレーニングとは

一般的に使われている「視力」と
ビジョントレーニングにおける「視る力」の違い

眼は水晶体というレンズを通して、物を見ています。一般的な視力検査では、その水晶体がきちんとピントを合わせることができているか(近視・遠視)、ものが二重に見えていないか(乱視)、左右の視力が異なっていないか、などを調べるものです。よって、視力は眼鏡やコンタクトレンズなどで矯正することができるものです。

一方、ビジョントレーニングにおける「視る力」とは、①「ものを見て」、②「脳で理解し」、③「身体でアウトプットする」までをいいます。

この一連の動きを視覚機能といいます。

ビジョントレーニングによって視覚機能が向上すると

  1. 眼で見た情報を正しく脳に伝える力
  2. 脳で情報処理をする力
  3. 思うように身体を動かす力

  が向上します。

私たち人間は、外界からの情報の8割以上を眼から得ているといわれています。からだの情報源である「眼」は脳の活動全般に多大な影響を与えているので、眼は脳の一部が外に出ている器官であるといえます。

ビジョントレーニングでは、視覚機能を鍛えることによって、脳を活性化させ視空間認知能力を向上させるとともに、人が本来持つ集中力・判断力・情報処理能力など、様々な能力を高めていきます。

発達の土台を作る

成長過程において発達の段階を順番に上がることの大切さ

右図のような発達段階のピラミッドを、下から順番に上がっていくことが非常に大切なことです。乳幼児期に意味のある体験を通して感覚機能が統合され、眼と脳と身体のコーディネートされた運動パターンが発達していくことで、「言語」や「思考」「概念化」といったより高度な人間活動へとつながっていくことがこの図から分かります。

つまり、子どもが勉強で成果をあげるためには、勉強だけをさせてもその効果は限られています。スポーツなら、筋トレや技術的な練習だけをさせても同じく効果は限られてしまいます。ビジョントレーニングを通してピラミッドの土台部分を鍛えてあげることによって、勉強やスポーツで力を最大限に発揮することが可能になります。

感覚統合

発達段階のピラミッドの中で、

一番基礎の部分にあたる感覚機能。
これには5つの機能が関わっています。

ビジョントレーニングによって視るチカラを鍛えていく中で、一番基礎の部分に当たるのが感覚統合です。「原始反射の残存」を取り除くトレーニングで、この感覚統合を促します。

原始反射にはいくつか種類がありますが、いずれも脳幹による反応で起こる反射です。生後数か月から2歳までに概ね消失(統合)すると言われるものですが、実は大人でも残存しているケースが少なくありません。原始反射の抑制トレーニングは、言い換えれば、脳の土台である「脳幹」を鍛えるトレーニングです。つまり、脳の土台部分を十分に成長発達させることで、より高度な脳の働きを良くすることができるのです。

その結果、生活面、勉強面、運動面すべてにおいて、発揮できる能力に違いが出てきます。これは、大人であっても土台を補強することでパフォーマンスアップに繋がります。

ビジョントレーニングの由来

欧米諸国では80年以上も前からの歴史があり、子どもの注意欠陥多動症障害(ADHD)や学習障害(LD)、読み書き障害(ディスレクシア)など発達に課題がみられる子どもたちの改善・克服などに活用される発達支援の実践プログラムとして始まりました。

今では、健常者にとっても視空間認知能力を高め、動体視力や判断力などの身体能力の向上もできるため、アスリートやプロスポーツ選手の能力発揮のためにも用いられています。

しかし日本においては、まだまだビジョントレーニングの存在が認知されていないというのが現実です。デジタル機器に囲まれ便利になった現代の社会は、人間の身体やメンタルにとってはむしろマイナスに働いてしまっていることがたくさんあります。

だからこそ、アスリートやプロスポーツ選手だけにととまらず、子どもから大人まで全ての人にとってビジョントレーニングが必要な時代なのです。特に発育途中にある子どもについては、このビジョントレーニングの効果が大きくその後の人生を左右するといえます。